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のどか会計事務所
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近年、医療技術の進歩や社会の変化により、在宅で医療的ケアを受けながら生活する子どもたちが増加しています。小児訪問看護は、こうした子どもたちとその家族を支え、住み慣れた地域で安心して暮らせるようサポートする重要なサービスです。
この記事では、小児訪問看護の役割、対象となる子どもたち、サービス内容、利用の流れ、そして、それを支える専門職のやりがいと課題について、包括的に解説します。
小児訪問看護とは、病気や障害を持つ子どもたちが、自宅で家族とともに安心して生活できるよう、看護師などの専門職が提供するケアサービスです。医師の指示に基づき、健康状態の観察、医療的ケアの実施、家族への指導・相談支援などを行います。
小児訪問看護は、単に医療的ケアを提供するだけでなく、以下のような多岐にわたる役割を担っています。
小児訪問看護のニーズは年々高まっています。その背景には、以下のような要因があります。
医療技術の進歩により、かつては入院治療が中心だった子どもたちも、自宅で家族とともに過ごしながら医療的ケアを受けられるようになってきました。特に、低出生体重児の増加、新生児医療の進歩、重症心身障害児や小児がん治療の進歩などが、医療的ケア児の増加につながっています。
加えて、新生児医療の充実により、以前は助からなかった低出生体重児がNICU(新生児特定集中治療室)で治療を受けた後、在宅での医療的ケアを受けるケースが増加していることも、医療的ケア児増加の背景として挙げられます。
厚生労働省がまとめた資料によると、国内の医療的ケア児人口は2005年時点で約1万人でしたが、2021年には約2万人にまで増加しています。 わずか約15年の間に2倍以上に増加しており、医療的ケア児の増加は近年顕著な傾向にあります。
共働き世帯の増加など、家族の就労状況も変化しています。日中、医療的ケアを必要とする子どもを家族だけでケアすることが困難なケースも増えており、訪問看護によるサポートが求められています。
「住み慣れた自宅で、家族と一緒に過ごしたい」という子どもや家族のニーズが高まっています。
2021年に施行された「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」(医療的ケア児支援法)は、医療的ケア児が健やかに成長し、家族が安心して生活できる社会の実現を目指しています。 この法律に基づき、各都道府県には「医療的ケア児支援センター」が設置され、相談支援、情報提供、関係機関との連絡調整などが行われています。
具体的には、国は、医療的ケア児とその家族を支援するための施策を総合的に実施する責務を負っています。また、地方公共団体は、国と連携を図りながら、地域の実情に応じた支援体制を構築することが求められています。
医療的ケア児支援法に基づく具体的な支援策としては、NICU等に長期入院している小児が、家族と一緒に在宅で生活していくために必要な知識や技術を保護者が習得するためのトレーニング等を行う地域療養施設の運営費を補助する「地域療育支援施設運営事業」や、在宅医療や訪問看護の専門知識や経験が豊富な人材を育てるための費用補助などが挙げられます。
小児訪問看護の対象となるのは、新生児から18歳未満の、以下のような子どもたちです。
小児訪問看護では、以下のような幅広いサービスが提供されます。
サービス内容 | 説明 | 対象 |
---|---|---|
健康状態の観察 | バイタルサイン測定(体温、脈拍、呼吸、血圧など)、全身状態の観察(顔色、皮膚の状態、意識レベル、呼吸状態など)、症状の観察(痛み、発熱、嘔吐、けいれんなど) | 全ての利用者 |
医療的ケア | 経管栄養(経鼻経管栄養、胃ろう、腸ろう)、喀痰吸引(口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内)、人工呼吸器管理、気管カニューレ管理、導尿、服薬管理、創傷処置、酸素療法、点滴管理、PCAポンプ管理 | 医療的ケアを必要とする利用者 |
日常生活のケア | 清潔ケア(入浴介助、清拭、口腔ケアなど)、食事介助、排泄介助、移動の介助 | 全ての利用者 |
リハビリテーション | 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門職が、子どもの状態に合わせたリハビリテーションを提供します。 | 運動機能や日常生活動作の改善が必要な利用者 |
家族支援 | 育児相談、医療的ケアの指導、精神的なサポート、きょうだい支援、レスパイトケア | 全ての利用者の家族 |
関係機関との連携 | 主治医との連携、地域の医療機関との連携、行政との連携、学校との連携、地域の関係機関との連携 | 全ての利用者 |
看取りケア | 在宅での看取りを希望される場合のサポート | 終末期の利用者 |
生活支援 | 日常生活における困りごとに対する支援 | 全ての利用者 |
小児訪問看護を利用するためには、以下の手順が必要です。
小児訪問看護を支えるのは、主に看護師です。小児訪問看護師には、高度な専門知識と技術、そして温かい心が必要です。
小児訪問看護は、大変な仕事であると同時に、大きなやりがいを感じられる仕事です。
小児訪問看護師には、高い専門性が求められます。多くの場合、小児科病棟での勤務経験や、認定看護師などの資格を持つ看護師が活躍しています。
この記事では、小児訪問看護の役割、対象となる子どもたち、サービス内容、利用の流れ、そして、それを支える専門職のやりがいと課題について解説しました。
医療的ケア児の増加に伴い、小児訪問看護のニーズはますます高まっています。 小児訪問看護は、医療的ケア児とその家族が、住み慣れた地域で安心して生活できるよう支援する上で、非常に重要な役割を担っています。
しかし、小児訪問看護師の数は不足しており、 人材育成や待遇改善などが課題となっています。行政は、小児在宅医療に関わる人材育成や、地域連携の強化など、様々な対策を進めています。
小児訪問看護の重要性に対する社会全体の理解を深め、医療的ケア児とその家族が安心して生活できる社会を築いていくことが、今後の重要な課題と言えるでしょう。
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